【2024年最新】新築住宅におすすめ!定番&人気のオプション工事

デザイン

こんにちは!間取りデザインLAB.のユカです。

年間80件超の間取り提案をしています♪

間取りやインテリアの打合せが始まると、「住んでから後悔しないようにオプションを選びたいけれど予算も心配だし…」とお悩みではありませんか?

あれもしたい!これも素敵!と夢が膨らむ一方、あっという間にコストアップしてしまうのも悩みの種ですよね。

そこで今回は、2024年最新の定番&人気のおすすめオプションと選び方のコツをご紹介いたします。

こんな方におすすめ

・間取りやインテリアの打ち合わせ中
・新築で人気のオプションを知りたい
・オプション選びで後悔したくない

建築のプロの目線、女性・主婦・ママ目線でのおすすめポイントや、採用時の注意点も解説しているので、打ち合わせ前にぜひ参考にしてみてくださいね。

標準工事とオプション工事の違いとは?

「オプション工事」と聞くと、どんなイメージを持たれますか?

予算に余裕がある人が追加で注文する贅沢品のようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、

新築住宅のオプション工事とは、ハウスメーカー・建築会社で定められた標準工事に含まれない工事全般を指しています。

標準工事の内容やグレードは建築会社によって様々なので、内容によっては「え!これもオプションなの!?」と驚くことがあるかもしれません。

打ち合わせのポイント

建築会社では、標準工事の内容を記載した「標準仕様書」や「プランボード」が用意されていることが多いです。
ここで注意したいのは、標準仕様書やプランボードには「標準工事に含まれているもの」が記載されていますが、「標準工事に含まれていないもの」は記載されていないという点です。
初めての家づくりで、「標準工事には含まれていないけど、暮らしに必要なもの・あると便利なもの」をすべて正確に把握するのは難しいですよね。
ですので、想定外なコストアップを避けるため、間取り打ち合わせの前に「よく出るオプションを教えてください!」と担当者に聞いてみるのがおすすめです!

新居での生活に必須!定番のオプション工事

まずは、実際に生活するために必須となる定番のオプション工事をご紹介します。

ここで紹介するものが標準工事に含まれていない場合は、前もって予算を確保しておくと安心です。

引渡し前にやるべきオプション工事

網戸・シャッター・雨戸

窓まわりの設備はサッシとセットで取り付けるので、間取り確定前にオプション追加しておきましょう。

大きな窓にはシャッターを取り付けるのが主流ですが、昔ながらの雨戸を標準仕様にしている会社もあります。

使い勝手や防犯性を高めたい場合は、オプションでシャッターに変更するのがおすすめ。

電動シャッターにする場合は電気配線の位置に影響するので、間取り確定前に伝えておきましょう。

引渡し後や施主支給でもOKなオプション工事

エアコン

エアコンは、建築会社でエアコン本体の手配~設置までをオプション工事で依頼することもできますし、電気店やネット通販でも取付工事込みで購入することができます。

今使用しているものを移設して、新居でそのまま使うパターンもありますよね。

注意したいのは、新築住宅では原則的にエアコン配管用の穴が空いていないことです。

建築会社以外で自分で手配する場合や既存のエアコンを移設する場合は、以下のチェックリストに沿って必要に応じてオプション工事を検討しましょう。

【新築住宅/エアコン工事のチェックリスト】
  • 室内機の設置スペースは十分あるか?
  • エアコン配管用の貫通穴はあるか?
  • エアコン用のコンセントはあるか?干渉するものはないか?
  • 室外機を置くスペースはあるか?
  • 2階以上に設置する場合、はしご作業はできるか?
カーテンレール

賃貸住宅では当たり前にあるカーテンレールですが、新築住宅ではオプション工事になることが多いです。

カーテンレールを取り付ける際は下地の位置を確認してしっかりとビス止めする作業が必要になるので、よほど大工作業が得意な方でなければ、オプションで選択しておく方が安心です。

なお、カーテンの専門業者であれば取付工事込みで商品を購入することもできます。

その場合は引き渡し後に工事をしますので、カーテンレールを取り付ける位置に下地が入っているかを建築工事が始まる前に確認しておきましょう。

また、建築会社が対応可能であれば、ネット通販などでカーテンレールのみを購入して施主支給し、取付をオプションで建築会社に依頼することもできます。

照明器具

ダウンライトや壁付のブラケット、外部照明などは電気工事による取付が必要なので、必要に応じてオプションで追加しておきましょう。

左図のような引っ掛けシーリングに取り付ける照明器具は、電気工事不要なので引き渡し後に自分達で取付可能です。

表札

建売住宅では、ポストや門柱は標準工事に含まれていたとしても、表札は含まれていないことがあります。

また、注文住宅では、ポストや門柱を含む外構工事全体が本体工事とは別であることがほとんどです。

特に引っ越し直後は、表札がないと郵送物が正常に届かない可能性もあります。

外壁や塀に直接取り付ける場合は防水処理の必要があるので、建築会社や専門業者に依頼する方が安心です。

必要に応じて引渡し前にやるべきオプション工事

テレビアンテナ

電波障害の影響がなければ、初期費用だけでテレビを見ることができるテレビアンテナはコスパ抜群です。

屋根や外壁に設置するので、建築会社で取付工事を依頼する方が防水や配線の処理がスムーズですが、

電気店や「くらしのマーケット」などで専門業者に工事を依頼することもできます。

なお、電波障害の影響がある地域では、ケーブルテレビや光回線を月額料金で利用することになります。

また、最近ではインターネット上でテレビを見たり、テレビ自体をほとんど見ないご家庭も増えているので、必要に応じて検討しましょう。

物干し金物

庭やベランダなど、屋外に物干しスペースがある場合は物干し竿を掛けるための金物が必要です。

標準工事に含まれていることも多いですが、洗濯物が多い方は追加で取り付けたり、丈の長い衣類や布団を干すために高さ調整ができるものもおすすめです。

乾燥機派や部屋干し派の方は、外部の物干しスペース自体を設けないという選択肢もあります。

効率のよい暮らしが叶う!大人気のオプション工事

カップボード

オプションでカップボードを追加すると、システムキッチン本体とメーカーや扉柄を揃えることができます。

また、システムキッチンと同様に建物にしっかりと固定するので、災害対策としても有効です。

食器洗い乾燥機

洗い物の時短に大活躍の食器洗い乾燥機は、建売住宅やローコスト系の住宅会社ではオプションになっていることが多いです。

標準工事に含まれている場合でも、最低限サイズである浅型の機種が指定されていることがほとんどなので、食器の数が多い方や大皿を使うことが多い方は、オプションで大型・深型の機種への変更を検討しましょう。

浴室暖房乾燥機

浴室内で室内干しをする以外に、冬場に浴室を暖めたり、夏場の熱気対策で涼風を出せる機種もあります。

注意すべきなのは、電気式の浴室暖房乾燥機で多量の洗濯物を乾かす場合です。

特に冬場は乾くまでに時間が掛かるので、思った以上にランニングコストがかかることがあります。

あくまで少量の室内干しや、外干しで乾ききらなかった時の補足的な役割としてのご利用がおすすめです。

ほぼ毎日、すべての洗濯物を浴室で干す場合は、よりパワフルなガス式の浴室暖房乾燥機も検討しましょう。

玄関ドアのスマートキー

荷物で手がふさがっている時やお子さんを抱っこしている時に、ワンタッチまたはハンズフリーで玄関の鍵を開けることができるのは間違いなく便利です!

スマートキーには、カード式・リモコン式・スマホ式などいろんな種類があります。

使用感としては車のスマートキーと同じようなイメージですが、インロック(鍵を家の中に置いたまま閉め出される)の可能性もありますので、採用する際はショールーム等で使用方法を家族みんなでしっかり確認しておきましょう。

センサーライト・センサースイッチ

人感センサーで照明を自動的に点灯、時間が経つと自動的に消灯してくれるので、節電効果が高いです。

特に玄関ホールは、夜帰宅した時にパッと照明が灯ると安全で安心感があり、とても便利ですよ。

照明器具自体に人感センサーが付いているセンサーライトのほか、照明器具をON-OFFするスイッチ部分に人感センサーが付いているセンサースイッチもあります。

センサースイッチは、人感センサー付きではない照明器具でも自動で点灯・消灯することができ、壁スイッチ部分で連続点灯や消灯に切り替えることもできるので、とても便利でおすすめです!

コンセント増設

各部屋のコンセントは、標準仕様で配置できる数が定められていることが多いです。

家具の配置が変わりやすいリビングダイニングやこども部屋は、少なくとも部屋の四隅にコンセントがあると便利です。

また、キッチンまわりは電気使用量の大きい家電を同時使用することが多いので、単にコンセントを増設するだけではなく、「回路を分けておく」ことが重要です。

とはいえ、むやみやたらにコンセントを増やしすぎると、家全体の回路数が増えて電気代の基本料金が上がる原因となります。

必要な場所に、必要な数を心がけましょう。

可動棚

シューズクロークやパントリー、土間収納などは細々と収納するものが多いので、収納物に合わせて自由に高さを変えることができる可動棚が便利です。

ただし、可動棚1段あたりの耐荷重はそれほど大きくないので、重いものを収納する部分は固定棚にしておくと安心です。

2024年最新!おすすめのオプション工事

玄関近くの手洗器・洗面台

帰宅してすぐに手洗いができる動線は、コロナ禍をきっかけにより人気が高まり、定番化しつつあります。

玄関に近い位置はゲストの目にも入りやすいので、お気に入りのデザインにできたら素敵ですね。

バタバタしがちな朝の時間帯にも便利です。

手を洗うだけだから…といってコンパクトすぎる洗面ボウルを選ぶと、水はねの原因になるので注意しましょう。

タッチレス水栓

こちらもコロナ禍をきっかけに人気がさらに高まった、キッチンのタッチレス水栓です。

調理中に手が汚れていても、水栓を触らずに水を出せるので、水栓が汚れにくく衛生的です。

一方で、水量の調整は手動操作が必要であること、想定外なタイミングで水が出てしまう可能性、停電時に使えないことなど、デメリットもあるので、採用前にショールームなどで使い勝手をしっかり確認するのがおすすめです。

2台目のトイレ

家族の人数が多いと、トイレ1台で大丈夫かな?と不安になりますよね。

2階建て以上でトイレが2台あると、朝など家族と利用が重なりがちな時間帯や夜中にトイレに行くときも便利ですし、

家族が体調を崩した時の感染予防にも役立ちます。

一方で、使用頻度が少ないとお手入れが行き届かず汚れが溜まる原因にもなるので、使い勝手とお手入れ両方の側面を考慮して検討しましょう。

乾太くん

乾太くんは、6kgの洗濯物が約60分で乾き、洗濯の大幅な時短が叶うと大人気のガス式衣類乾燥機です。

乾太くん専用のガス栓が必要なので、建築会社のオプションで依頼するのが最もスムーズです。

また、洗濯が終わった後に洗濯機から乾太くんに移動させる作業が必要なので、設置場所や洗濯機との位置関係、洗濯時の動線計画が使い勝手に大きく影響します。

建築会社と入念な打ち合わせをしておきましょう。

室内物干し金物

ドラム式洗濯乾燥機や乾太くんを導入する場合でも、乾燥機NGな衣類もあるので、洗濯機の近くにちょっとした室内干しスペースがあると便利です。

引き渡し後の後付けもできますが、下地補強が必要なものがほとんどなので、あらかじめ取付位置を伝えておきましょう。

室内干しにはいろんなスタイルがあるので、間取りや暮らし方に合わせて検討してみてくださいね。

【天井付け】
天井から、使うときだけ竿を降ろして、干し終わったらそのまま天井近くまで上げることができるので、空間を有効活用できます。
天井に埋め込む場合は設計に影響するので、できるだけ早めに伝えておきましょう。

【ワイヤー式】
使うときだけ引き出せるワイヤー式の物干しは、使っていない時でもとてもスタイリッシュ!
ある程度洗濯物をかけても弛みにくく、収納時に手を離してしまってもゆっくり戻るので安心です。

【アイアン固定式】
インテリアのアクセントにもなるアイアンバーは最近人気が急上昇しています。
固定式なので、使っていない時に収納する手間がいらないのも便利です。
インテリアグリーンや小物を掛けても素敵ですね。

和室&建材畳

LDK続きの和室やタタミコーナーの人気が再燃しています。

来客スペース、赤ちゃんのお世話スペースやキッズスペース、在宅ワークやスタディコーナー…ととても多用途に利用できる便利な空間です。

もともとは上の画像のような、リビングよりも少し床を高く、間仕切りでゆったり仕切った「小上がり和室」が人気でしたが、

・床の高さはLDKと同じ
・建具を開ければ開放的に、閉じればしっかり目隠しできる
・防汚性・耐久性・デザイン性が高い建材畳敷き

という点が最近人気の和室の特長です。

プロジェクタークロス・マグネットクロス

機能性を持った壁紙が年々進化しています。

パントリーまわりやワークスペース・スタディコーナーの一部に、マグネットを直接貼れるクロスを採用したり、

テレビを置かずにアラジンなどのプロジェクター一体型照明器具を設置して、プロジェクター投影に適したクロスを採用する方も増えています。

機能性クロスは、標準的なクロスよりも少しコストアップしますが、タイルや塗り壁に比べると大幅に安価で採用できるおすすめのオプション工事です。

宅配ボックス

再配達の負担軽減や非対面での受け取りができる宅配ボックスも、ますます人気が高まって性能も進化を遂げています。

家事や育児、在宅ワークなど、在宅していても受け取りにくい場面がたくさんありますよね。

外部からすぐ見える位置に置き配されていると、不在を知らせているようなものです。

使い勝手はもちろん、防犯面でも宅配ボックスは大きな役割を担ってくれます。

まとめ

今回の記事では、2024年最新の新築オプションと選び方のコツについて説明しました。

コロナ禍を経て新しい生活様式が根付いた2024年は、感染予防などの衛生面を考慮したオプションや、在宅ワークや家事の効率化につながるオプションが定番化しつつあります。

また、コロナ禍に比べて人との関わりが増えたことで、ホームパーティやホームシアターなど在宅時間の充実に繋がるオプションの人気が高まっています。

予算と相談しつつ、必要なオプションを賢く選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。


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